観光にはしった鉄道

 観光が主な収入源の鉄道について調べ、考察してみました。

 観光・行楽の対象になる物のなかで文化財、名峰(山)、海岸、列車自体と、対象になるものを分けて調べました。分類のしかたは筆者の独断です。

 文化財がうりの鉄道の例は、京福電鉄、万葉線などです。これらは都市の中をはしるので通勤・通学輸送のほうが大きいと思われますが京都市はもちろん、高岡市も歴史的な都市なので無視します。

表@ 万葉線利用者数(単位:千人)
年度(平成)定期定期外
141,003309694
151,035305730
161,065332733
171,130372758
181,148405743

出典:高岡市公式ホームページ(http://www.city.takaoka.toyama.jp/)
※京福の資料は、適当なものが無いと判断したので割愛します。

 表@をみると、17年度まで定期外利用者数が増えていたのが18年度に減りました。
 これは2007年7月16日に起きた新潟県中越沖地震の影響で北陸へ行く人が全体的に少なくなったからだと思います。しかし定期利用者は増えているので、定期外利用者も増えていくでしょう。

 文化財は確実に観光客を呼ぶ魅力がありますが、もし文化財が破損すれば、客が減るのは確実だと思います。ですから、文化財の保護も視野に入れなければならないと思います。

 名峰がうりの鉄道といえば箱根登山鉄道、黒部峡谷鉄道が挙げられます。
 資料が見つからなかったので、説明を省略します。黒部峡谷鉄道などは、行楽シーズンにはとても人が来るそうで、予約も必要だといいます。ですから安泰だと思うのですが、登山鉄道ゆえの特殊な設備の保守が心配だろうと思います。例えば80パーミルの急勾配、急カーブ、鉄橋など挙げればたくさんでてきます。さらに土砂崩れなどの災害の影響も計り知れません。
 補修をしても、自然の風景をこわす恐れがあるので大変だろうと思います。

 海がうりの鉄道といえば江ノ島電鉄、JR紀勢本線があります。
 またも資料が見つからなかったので、説明を省略します。海沿いには夏に海水浴客の需要があり、安定しています。欠点があるとすれば、山と同じように自然災害があります。特に台風は最近ますます強くなっているとも聞くので心配です。まさに諸刃の剣といった所でしょうか。

 車両自体がうりの鉄道はたくさんあり、特徴もたくさんあります。代表的なものに嵯峨野観光鉄道、伊予鉄道、大井川鉄道、久大本線、富良野線を挙げます。

 それぞれ特殊車両(トロッコ)、汽車風ディーゼルカー、汽車、カラフルな車両、ジョイフルトレインと個性的な車両がそろっています。どんな会社でもアイデア次第でいい車両はつくれます。しかし、製造・保守に莫大な金額がいる事が多いです、ジョイフルトレインの中にも約1?4年で廃車になったものもあります。

 観光をしようと思えば、どんなものをみても「観光」と称する事が出来ます。しかし一人が「一見の価値がある」と思っても、全員がそう思うとは限りません。観光収入を目的として物をつくろうと思っても、一様に増収になることはないのです。よって観光を収入源とする事はハイリスクハイリターンだと思われます。

 観光より地道に定期利用者を増やす努力をしたほうが安定すると思われます。今、ガソリン高で車離れに拍車がかかっているといわれます、なのでそっちにちからを振り向けるほうがいいと思います。ある人はいいます。

 
「一人の定期利用者がやめることで、百人分の臨時収入が吹っ飛ぶ」


出典・参考:
ウィキペディア
櫻井 寛著「日本全国絶景列車の旅」
各会社の公式ホームページ
「鉄道ジャーナル」


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